コラム

ビジネス最前線

第24回 「幸せのとびら」

今回は、私がブログに書いてみなさんに配信しているエッセイの中で、ベンチャー起業家に好評で、かつビジネスの原点・原理原則であろうと思う・・・私の実体験をご披露します。

『幸せの赤いとびら』

それは、赤い扉の小さなブティックでした。

夏のような暑い日差しのゴールデンウイーク・・・妻と二人で東京に行った時のことです。
表参道ヒルズが出来たという事で、ウィンドーショッピングがてらブラブラしようと原宿へ・・・

しかし、駅に着くなり、まるでお祭りのように人波が押し寄せて前に進むのも困難な状態でした。
せっかく楽しみにして来たのに、心地よい気分ではなくなり、表参道ヒルズは入り口であきらめて裏通りの閑静な住宅街のほうへ足を向けました。
ロイヤルホストの裏通りのまだ二筋ほど離れたところで、かわいい赤い扉に日差しが緩やかにさしていました。

私たちは、なんとなく、でも吸いこまれるように、自然に開放されている赤い扉の中へ入っていきました。
今思えば、後にも先にも、この表参道で二人が入ったお店はここだけでした。
女性ものの服からバックまで商品がとてもきれいにセンスよく並べられてあり、ディスプレイの春ジャケットもとても格好よく、早速、妻が気に入り試着をしようとしました。

しかし、そこにいた店員の女の子が、何度声をかけても答えてくれないのです。
服を畳んで店内を動いている女の子は20歳くらいで、今風の茶髪のきれいなスマートな娘でした。

少し変に思い私の妻が商品を持って彼女の前に立つと、なんと、彼女の首のストラップに大きく四角いネームプレートのようなものが掛かっていて、そこに三行の文字が書かれてあったのです。

私たちは一瞬戸惑いました・・が、その時、奥から別の元気な女性店員が出てきてすぐに対応してくれました。
私たちに明るく楽しく二人で協力して商品を広げて見せたり、勧めたりしてくれました。

キョトンとしながら私たちはその二人を見ていました・・・
すごく仲良く元気にテキパキと仕事を分け合ってこなしていました。

それは、今浴びてきた日差しのように心地よく明るくほほえましい光景でした。

少しだけ無理して妻に・・・迷って考えていた服やバッグなどいくつかを気持ちよく買いました。

店を出た私たち二人は、心地よい日差しに包まれてまぶしい青空を見上げながら・・・
あたりまえの健康を授けてもらった両親にもっと感謝しようと語りあい・・・
そして
奇跡の命として与えられた環境やステージで一生懸命頑張る「人間力の可能性と美しさ」・・・
を痛感しました。

もしかして日常に・・・皆さんの近くにもあるかもしれない「幸せのとびら」を探してみましょう。

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