コラム

ビジネス最前線

第28回 「成長へのプライド」

先日、久しぶりに東京にて、有森裕子さんに会ってお話をしました。
リクルート陸上部出身でプロアスリート第一号の有森さんは、リクルートのメンバーとアスリート支援のエージェント会社「(株)ライツ」でベンチャー起業家としても頑張っています。
ハンマー投げの室伏選手などの現役五輪選手やプロ野球選手など、200名以上のアスリートと契約し、現役引退後もそれぞれのアスリート・メソッドを活かした仕事(講演やイベント等)で生計を立てられ、かつ社会貢献が出来るように、日本初のオンリーワン・スポーツ・エージェントとして起業されました。

マラソンは今年初めの東京マラソンで勇退されましたが、新しい人生マラソンのスタート地点であるということです。
有森さんの名言の「自分で自分を誉めたいと思います。」は、バルセロナ五輪で銀メダルのあと、足の手術をしてから奇跡の復活で勝ち取ったアトランタ五輪での銅メダルゴールでの言葉でした。
昔から決して第一線の王道の陸上選手でやってきたわけではない有森さんは、何と、高校時代からこの言葉をいつか皆の前で言いたかったというのです。

そこで今回は、「仕事人はアスリートの如く」…で、「自分を誉める」をキーワードに、私の考える「セルフ・プライド・モチベーション」をご紹介します。将来の成功に向けての日々の成長を積み重ねる重要な要素が「プライド(誇り)」なのです。
アスリートという特別な職種だけではなく、商品を仕入れて販売したり、接客サービス業をしたり、モノ作りをしたり様々な職業がありますが、きっちりと「仕事」というものをプロとして出来る人の要素として、セルフ・プライド・モチベーションの確立があります。
そして、それは次に紹介する四つのプライド・モチベーションです。

一つ目は、「現在の仕事」へのプライドです。
ここでいう仕事とは、これから先の夢を達成した自分から見たプロセスとしてのモノです。
「あの時あの仕事をこんな風にやっていたから今(夢を実現した自分)がある。」と振り返って言える成功プロセスの仕事の事です。

二つ目は、「仕事仲間・同志」のプライドです。
これは、その業界の社会的地位や環境や同業他社も含みます。
仕事仲間のひぼう中傷ばかりいう人がいますが、それは自分の鏡であり、そこからは成長はありません。
周りの良き仲間やライバルと、もっと頑張って「いい同志・いい業界人」になろうという意識を持っているかが重要です。
この商品を扱っている、この業界を広めて感動を与えている、など「私たちはカッコイイ」と思えるまで頑張り、「この私を見て業界や職種を判断して欲しい。」と言えるまで思いを馳(はせ)るのです。

三つ目は仕事で扱っている「サービス内容や商品」のプライドです。
例えば飲食サービス業なら、味も含めて「素敵な空間へお時間をいただいてようこそ…後悔させません。」と心から言えるかどうかでしょう。
商品の販売なら値段・内容・使用されたお客のパフォーマンス成果までを考えて、堂々と勧められるかがプライドです。
ウソ偽りや、やましい気持ちがあるのはプライド仕事とはいえないでしょう。

四つ目は「人生の時を夢実現に向けてチャレンジしているんだ。」という「自分自身のプライド」です。
創業会社のように「オギャー」と生まれた自分自身がとして命と共に成長させてきて、多くの決断をして、多くのコミュニケーションを繰り広げて、社会貢献をしてきた足跡を堂々と話が出来るかどうかが最上のプライドであろうと思うのです。
そして、大切なのは、これら四つのプライド・モチベーションは、かけ算であり、全てが必須条件であるのです。
日々の仕事はセルフ・プライド・モチベーションをもって行う「生業(なりわい)」とも言えるでしょう。
一度きりの人生…自分自身の“創業人生マラソン”を、自分なりに誉めて誇れる人生のゴールを迎えたいものです。

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