コラム

ビジネス最前線

第38回 「成功への自己啓発」

最近話題の本「夢をかなえるゾウ」はテレビドラマにもなり評判です。この本の内容は、インドの神様のゾウが大阪弁で主人公のサラリーマンに仕事や人生に成功するためのサジェスチョンをし、それを主人公がユニークに実践ながら成長していく物語なのです。ふと考えると、あのドラえもんとのび太に似ているようですが、ゾウの神様の小道具は適材適所の行動実践指導なのです。「靴を磨け」や「人を笑わせろ」は、普段していない人には、なかなか頑張らなければできないものです。そこで今回は、このブームを踏まえて、ゾウの神様が欲しい皆さんに私なりの自己啓発歴のアラカルトをご紹介いたしましょう。

芥川龍之介のエッセイのような作品『侏儒の言葉』にある「人生はマッチに似ている、重大に扱うのはバカバカしい。重大に扱わなければ危険である。」は、私が中学生の頃ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」を読んだ後、更に将来のことを深く考えるきっかけになりました。そして、司馬遼太郎著の「竜馬がゆく」に刺激されて「なさけない頑張らなかった人生」を反面教師として「一度きりの頑張った人生」のイメージを作りを始めたようでした。私の本の最初に記している「成功人生」の反対が「失敗人生」でなく「平凡人生」だ、という本質はこの頃に気づいたのでしょう。先日、上場したベンチャー起業家・株式会社YAMATOの川合社長も「車輪の下」は影響を受けたそうでした。ソフトバンク株式会社の孫正義社長は本人が高校時代から感化された「竜馬がゆく」を実践されている方でしょう。ちなみに、実はベンチャー起業家の息子に「竜馬」という名前も多いのです。

皆さんは、サミュエル・スマイルズ著「自助論」をご存知ですか?原題はSelf-Help で100年以上も前に書かれ明治時代に日本の若い革命家に影響を与えた本です。私が社会人になった頃、仕事で悩み、つまづいた時に上司に教えていただいた本でしたが、内容はズバリ・・自分で自分を助けようとする精神こそ、その人間をいつまでも励まし元気づける、ということでした。自分に対して自分が最高の援助者=モチベーターになれ!でしょう。そして、この中でもう二つ、私の脳裏に鮮明に刷り込まれたのが…《人生の3つの素晴らしい出会い》は、人生の「師」「友」「書」で、人間の器量=人格は一生通用する唯一の宝だ、ということでした。時代と国が違っていても、自己成長の為の人生哲学は普遍の原理原則が存在するのでしょう。

後に私がサラリーマンで活性化してきた頃には、いろいろな本や映画や人から前向きになる要素を探し出しました…その頃に、今ではあたり前の「モチベーション」という言葉が社会に浸透してきました。

アメリカの成功者ポール・J・マイヤー氏の哲学も人生は自分の心構え通りになる、「目標設定は成功への鍵であり、セルフ・モチベーションをいつでも強く持て!」ということでした。初めてお会いした時には、目からウロコの素晴らしい言葉のエネルギーをたくさんいただきました。マイヤー氏の「トータルパーソンに成る」という《人生成功の六分野》は、経済面・社会面・教養面・精神面・家庭面・健康面のバランス成長であり、どの分野もおろそかにはできないという事なのです。あの松下幸之助氏も独立時には名(実績)も無く、体が弱く、学歴無く、お金も無かったからこそ、精神面と家庭面を基盤に、これら六分野の目標設定に臨め達成できたのでしょう。皆さんも自身の六分野を目標数字に置き換えてイメージしてみてください。

私は、パーティでよく乾杯の発声を頼まれるときに、「皆さんの人生のこれからも続く…青春に乾杯!」といいます。それでは最後に、私の好きな「青春」にまつわる名言を二つ披露します。

サムエル・ウルマンの書「青春」では、「青春とは・・若き肉体のなかにあるのではなく若き精神のなかにある、青春とは、人生のある期間をいうのではなく心の様相をいうのだ。」とあります。

そして、その100年以上も後に、松下幸之助氏も、「青春とは心の若さである。信念と希望に溢れ勇気に満ちて日々新たな活動を続ける限り、青春は永遠にその人のものである。」と記しました。

これからも日々皆さんの最大の援助者である“自分自身”と、青春を謳歌する“成功哲学”を自分史とともに語り合いましょう。

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