コラム

ビジネス最前線

第39回 「成長への人生訓と座右の銘」

先日、同志社大学の大阪OB会記念式典に出席して多くの関西経済界の諸先輩方と出会い、話をさせていただきました。同志社大学のOBは、関西の各テレビ局の取締役やメディアの方々も多く、MC界では、中村鋭一さん(元朝日放送アナウンサー:元国会議員;六甲おろしのボーカル)や浜村純さん、そして、今、話題の平松邦夫大阪市長(元毎日放送アナ)など諸先輩方がおられます。皆さんが順番にマイクでお話をするのですが、世相を切りながらのとてもユニークかつ示唆に富んだ談話ばかりで凄く感心しました。一応、私もキャスターの端くれですが…しかし、学ぶところがとても多く、年齢を重ねる程、自分暦と世相とその場の雰囲気を織り交ぜてアピールすることの大切さを痛感しました。皆さんもこれからの年末年始において、挨拶や自己紹介の場は少なからずあると思いますので、今までより「シャレた話術」を少しづつ身につけていきませんか?

そこで、自己アピールのキーワードなんですが、それは、やはり自分の思いをはせる良き言葉、つまり「座右の銘や人生訓」でしょう。平松大阪市長は、「我、ことにおいて後悔せず」という宮本武蔵の言葉を座右の銘として人生を歩いてきているので、決めたことはかならずやり遂げる自分でいます…と話します。自分で決めたことは自分との約束で実行するのは当然、プロセスや結果は「後々の産物だとのこと」…これは、昨年の勝てると思っていなかった市長選挙に「勝ってもうた!」(同名の著書あり)に表れています。座右の銘をしっかり持ち、それをいつでも言える人は、自分に約束のできうる、社会でもリーダーシップをとる信頼感のある人物が多いのです。

経営者は適材適所で座右の銘や人生訓を駆使します。部下の指導時、人材登用時、経営判断時など、それぞれの場面でやはり法則的な「心の言葉の指導方針」が必要なのです。株式会社パソナ創業の南部靖之社長の「迷ったら、やる」など…それは、その時々の戦略ともいえる方針でもあるのです。

先日、あのHISグループ創業者の澤田秀雄会長と食事をしていて、私が胃痛で胃カメラ検査をした話から「ストレス対策はどうされてるんですか?」と質問すると、すぐに「神経を使いすぎのストレスはいけないね。僕は、自分の方針として、『周りにいろいろと、気くばりは使っても神経は使わない』を29年間やってきたから・・」と言われました。
『気くばりは使っても神経は使わない』という言葉は、とてもタイムリーで得心のいく素敵な私の人生訓として今後のためにいただき、楽にもなりました。ちなみに澤田会長の座右の銘は「失意泰然」…困ったときこそ堂々と振舞い、部下に心配を与えない、というものです。

スーパーマーケットの「ライフ」と飲食店「ザ・めしや」などを展開するライフフーズ株式会社の2社を一代で株式上場された清水三夫会長が「私にもできた人生二度の株式公開」という著書を持って尋ねてきていただき、「私でも2社の株式公開企業を創れた。それは、発明王エジソンの『人の運命は1%のひらめきと99%の汗で変わる』を実感したからで、「平凡な能力でも志と努力で非凡なことも諦めずに完遂できたんだ」・・と。」
人間は心の中で繰り返す「言葉」が重要なモチベーション・ワードとなり人生の行動指針になります。

どうしても、同じ繰り返しの失敗をしそうなら、繰り返し反復の効果・効力を上手く使い、良い言葉責めを自分にするのです。そのための座右の銘や人生訓は必要不可欠です。
また、「雨だれ石をうがつ」ということわざのように一滴の雨のしずくも石に穴をあけるのですから、心の繰り返し言葉も脳の行動システム回路を書き換え、さらに最新の良い言霊情報にアップデートしていくのです。

私は、昔流行した曲で「ケセラセラ」(なるようになるさ)や「レットイットビー」(なすがまま)などのタイトルは、とてもシンプルで分かりやすい人生訓だと思うのです。加えて、相田みつをの「しあわせはいつもじぶんのこころがきめる…にんげんだもの」も、とてもまとまった言葉だといつも感心するのです。

ふと、身近に忘れているようなシンプルな言葉が、実はこれからの重要な糧になるかもしれません。
たとえば、自分の名前の漢字文字で深い意味の有無も…親に感謝して考えてみましょう。
『日々是・新たなり』は、今日も一日新鮮に一生懸命生きよう!…と自分に渇を与える、実は最近気づいたお気に入りの「私の名前入り人生訓」なのです。

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